機能安全 森川 聡久さん
日本の産業界の命運を握る業務支援に対するやりがい
国家レベルの支援事業にいち早く着手した先見性
- 担当の業務内容をお聞かせください。
- ISOのような国際規格の“第三の波”として「機能安全/IEC61508」というのがありまして、自動車や工作機械、ロボットなどのさまざまな分野に展開されています。今後、欧州を中心とした海外に製品を輸出する際に必要になるこの規格を、日本の企業様が取得されるお手伝いをしています。
- 配属されるきっかけについてお聞かせ下さい。
- もともと私は、情報家電や自動車関連のOS開発に携わっていましたが、1998年に「機能安全」の規格が制定され、2000年頃に国際的に注目され、2006年頃から日本でも支援が始まり、社内プロジェクトが立ち上がって配属されることになりました。
- 現状はどうなっているのでしょうか。
- はい。日本ではこの規格への対応が大変遅れていました。そのため、2006年より3年間、国の支援の元、産学官の共同研究を実施しました。現在、急ピッチで巻き返しを図るべく、国とメーカーが一体になって対策に追われているのが現状です。
未開拓の分野の第一人者になる感動を分かち合う
- 担当業務の面白さはどこにありますか。
- 「機能安全」という言葉そのものは知りませんでしたが、工作機械の組込制御を手掛ける当社としては、「安全」は最重要項目。ですから、配属されたときから関心を持っていましたし、将来性に魅力を感じていました。
- 反対に、担当業務の難しさはどこにありますか。
- 資料となる規格書は、すべて英語で内容も抽象的にしか書かれていません。それを理解するのは難しい作業ですし、認証機関の解釈もまちまち。それをお客様の業務に適合させていくのは、試行錯誤の連続です。
- 今後の事業における展望などを教えてください。
- それでも、3年間研究してきた実績が信頼になり、お客様から頼りにされることは、自分自身のやりがいです。しかし、まだまだ当社も未熟な面が多くあります。まずは経験と実績を積み重ねて、日本で「機能安全」といえば<ヴィッツ>だと呼ばれるようにしたいですね。
- これから入社される方に一言。
- 学生の方には、この新しい分野を一緒に切り拓いていきましょうといいたいです。オリジナリティのある仕事の魅力は、先駆者にしか味わえません。ぜひ、私たちに力を貸してください。
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森川 聡久さん略歴
1999年9月入社、組込制御開発部所属、機能安全を担当


