第10回 LSI IPデザイン・アワード表彰式

「オープンソース保護OS:メモリ保護と時間保護を有する自動車向けリアルタイムOS」

この度、株式会社ヴィッツ( http://www.witz-inc.co.jp/ )と、名古屋大学 情報科学研究科( http://www.ertl.jp/ )が共同で研究・開発した「オープンソース保護OS:メモリ保護と時間保護を有する自動車向けリアルタイムOS」が、第10回 LSI IPデザイン・アワードのIP優秀賞を受賞いたしました。

■研究・開発の目的・狙い

自動車が搭載しているECU( Electronic Control Unit ) の数は年々増加し、国内の最高級乗用車が搭載するECU はついに100 個に達している。このようにECU 搭載数が増加している理由として、自動車に求められる利用者の要求が年々向上しているためである。すなわち、自動車はより安全に、より快適に、かつ、環境にやさしくい機能および性能が求められている。この要求を満たすために、自動車の各制御にECU を利用して細密な制御を実現し、かつ、相互に情報を交換することにより連携のとれた制御を実現して、自動車に求められる要求に対応している。
一方で、ECU の増加に伴い、車両内でのECU 搭載空間が枯渇し搭載限界に達している。また、ECU 個数の増加に伴い、ECU 間を接続するワイヤーハーネスの増加とその重量増、さらに、通信接続性の問題やソフトウェア開発量の爆発的な増加など多くの問題を抱えるようになった。
これらの問題を解決及び軽減する方法としてECU 統合は不可欠であると考えられており、事実、国内自動車メーカでは一部の製品において、ECU 統合を実施している。本研究は、このECU 統合を安全且つ容易に実現できる機能であるメモリ保護と時間保護を研究し、かつ、保護機能を有したリアルタイムOSを開発することにより、自動車制御開発が抱える問題を解決および改善するとともに、自動車制御業界へ貢献することを目的としています。

論文:
「オープンソース保護OS:メモリ保護と時間保護を有する自動車向けリアルタイムOS」

IPアワードWebページ
http://techon.nikkeibp.co.jp/award/

日経BP Tech On!紹介ページ
・第8回LSI IPデザイン・アワードの受賞論文決定(2006/05/26)
・第8回LSI IPデザイン・アワード「IP優秀賞」受賞者インタビュー(2006/06/22)
・次世代車載ネット対応技術で,日本発の国際標準を目指す(2006/06/22)

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