サービスロボットのハードウェア故障率評価

欧州・米国向けに出荷が必要なため、機能安全規格適合の製品開発が必須となっています。サービスロボットに分類される製品の場合、専用の機能安全規格ISO 13482への適合が必要です。しかし、ISO 13482に適合するには、参照されているIEC 61508、ISO 13849などへの適合も必要です。
本プロジェクトは、弊社のサービスロボットや類似の産業機械(工作機械、建設機械)の機能安全開発経験を踏まえて、短期間でIEC 61508やISO 13849で要求されているハードウェア故障率について評価した事例として紹介します。

ハードウェア故障率を高精度で評価するには、回路図に対する安全分析が必須です。この規模感は回路図の部品点数によって大きく異なりますが、大体3千~1万項目以上もの分析が必要です。
本プロジェクトでは、弊社の専用ツールを活用することで、安全分析作業を大幅に自動化しました。お客様1名、弊社2名の体制で協力し、1.5ヶ月程度で4000項目以上の安全分析を実施し、部品の故障率情報を入力し、ハードウェア故障率を算出しました。

また、これらの活動の最中には、弊社の豊富な機能安全開発経験・知見・改善ノウハウを踏まえて、さまざまなコンサルティングも無償で実施させていただきました。

お客様 サービスロボットメーカー様
支援規模 支援期間 1.5ヶ月間/2名
関連技術 機能安全(ISO 13482、ISO 13849、IEC 62061、IEC 61508)、回路図の安全分析

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